毛糸のゲージが合わないとき、号数と目数をどう変えるか

試し編みをしたら、型紙の指定ゲージと目数・段数が合わなかった。よくあることです。号数をどちらに変えればいいかと、自分のゲージのまま同じ仕上がりにするには作り目数・段数をどう変えればいいかを、実測の数字を入れて計算します。

先に結論

ゲージが合わないとは、どういう状態か

ゲージとは、10cm四方に何目・何段入るかという編み地の密度です。型紙には「20目26段(10cm四方・メリヤス編み)」のように指定があり、試し編みでこの数字と合うかどうかを確かめます。

ずれる原因は主に3つです。

目数(横方向)と段数(縦方向)は別々にずれます。目数だけ合って段数が合わないことも、その逆もよくあります。このツールは両方を別に扱います。

作り目数・段数を計算し直す

型紙の指定ゲージと、試し編みで測った自分のゲージ、仕上げたいパーツの寸法を入れてください。

1. 仕上げたい寸法

2. 型紙の指定ゲージ

3. 自分の実測ゲージ(試し編み)

自分のゲージで、同じ仕上がりにするための作り目数

—目

  • 寸法とゲージを入力してください
型紙どおりの作り目数・段数
— 目 / — 段
自分のゲージでの作り目数・段数
— 目 / — 段
目数の差
—
段数の差
—
型紙の目数のまま編んだ場合の仕上がり
— × — cm

実測ゲージが少しずれていた場合、作り目数はどう変わるか

試し編みの計測には誤差がつきものです。自分のゲージが上下にぶれていたら、作り目数がどれだけ変わるかを見ておきます。

実測ゲージのぶれ目数/段数作り目数段数
寸法とゲージを入力してください
試し編みの取り方 15cm角くらい編み、端は数えず中央の10cm四方だけで目数・段数を数えます。実際に使う編み地(メリヤス・ゴム編みなど)で、編み上がりの状態のまま測ってください。針にかかったままや、引っぱった状態では正しく測れません。

号数を変えても、ぴったりには合わないことがある

号数を1つ変えると、ゲージは近づきますが糸の性質や編み手の癖によって、目数と段数の両方が思ったとおりには動かないことがあります。目数は合ったのに段数だけずれる、という状態もよく起こります。

号数を2〜3段階変えても型紙の指定ぴったりに合わないなら、無理に合わせようとしないでください。編み地が不自然にきつくなったり、逆に糸がすかすかになったりします。そこから先は、号数を合わせるのではなく、自分の実測ゲージのまま、作り目数・段数を計算し直す方が早くて確実です。上の計算欄がそのためのものです。

このツールがやっている計算

型紙どおりの作り目数 = 仕上がり幅 ÷ 10 × 型紙の指定目数
自分のゲージでの作り目数 = 仕上がり幅 ÷ 10 × 自分の実測目数

段数も同じ式で、幅の代わりに丈、目数の代わりに段数を使います。目数が多い糸ほど、同じ幅を出すのに多くの目が要るという当たり前の関係を、そのまま計算しているだけです。

型紙の目数のまま編んだ場合の仕上がり幅 = 型紙どおりの作り目数 ÷ 自分の実測目数 × 10

ここが見落とされがちな計算です。ゲージが型紙より詰まっている(目数が多い)のに型紙どおりの目数で編むと、編み地は型紙の指定より小さく仕上がります。逆にゲージが緩い(目数が少ない)なら、大きく仕上がります。「多少のズレだから」と目数を変えずに編み進めると、最後になって寸法が合わないことに気づく、という失敗はここから起きます。

目数と段数、どちらを優先するか

号数は1本の針で決まるので、目数と段数の両方に同時に効きます。両方がぴったり合うことは少なく、片方を優先する必要が出てきます。

上の計算欄は目数・段数を両方とも独立に出しているので、優先したい方の数値を採用し、もう一方は編みながら現物合わせで調整するという使い方もできます。

ゲージが変わると、毛糸の必要量も変わる

目数が多いゲージ(きつい編み地)は、同じ面積でも糸を多く使います。号数を変えた、あるいは実測ゲージのまま編むと決めたら、毛糸の必要量も型紙の想定から変わっています。

毛糸は何玉必要かに、この自分の実測ゲージ(目数・段数)を入れて計算し直してください。玉数が変わっていないか、買い足しになる前に確認できます。

生地で作るものを計算したい場合 入園入学グッズなど、布で作るものの用尺はこちらで計算できます。 → 入園入学グッズの生地は何メートル必要か

これから道具を揃える場合

編み物と並行して、園や学校のグッズを布で作ることになる方も多いはずです。縫う道具をこれから買うなら、選び方はこちらにまとめています。

→ 入園グッズを作るためのミシンの選び方(初心者向け)

ご利用にあたって 本記事および本ツールの計算結果は参考値です。実際のゲージは糸の種類・針の号数・編む人の手加減によって変わり、同じ人でも編んでいるうちに変化することがあります。 必ず試し編みで実測したゲージを使い、編み進めながら現物で仕上がり寸法を確認してください。 本サイトは、本記事の内容および本サイトの利用によって生じたいかなる損害についても責任を負いません。