おくるみ・ベビーブランケットの生地は何メートル必要か
作りたいおくるみ・ブランケットの仕上がりの縦横を入れてください。表布・裏布・キルト芯・バイアステープを、そのまま買い物リストになる形で出します。表と裏で生地幅が違う(Wガーゼとボアなど)場合も別々に計算します。生地幅に入りきらない大きさは、何枚にはぎ合わせればよいか(幅継ぎ)まで計算します。
おくるみは「1枚が大きい」ので、生地幅で決まる
袋物のように小さいパーツを並べるものと違い、おくるみやブランケットは大きな1枚がそのまま生地幅に入るかどうかで必要量が決まります。
たとえば80cm角のおくるみを縫い代1cmで作ると、裁ちきりは82cm角です。110cm幅(耳を除いて108cm)にはそのまま入るので、必要なのは長さ82cm分。ロス率10%を見て10cm単位に切り上げると、1.0mになります。
ところが120cm角のブランケットになると、裁ちきり122cmは110cm幅に入りません。2枚にはぎ合わせる(幅継ぎする)しかなく、長さ122cmの布を2本取ることになります。必要量は一気に2倍以上の2.7mまで増えます。150cm幅なら1枚で入るので1.4mで済みます。
このくらいの大きさになると、「広い生地を買う」方が「狭い生地をはぎ合わせる」よりずっと短く済みます。下の比較表で、自分の寸法ではどうなるかを確かめてください。
幅継ぎの計算
はぎ目には、両側の布にそれぞれ縫い代が要ります。そのため2枚に分けると、全体の幅は縫い代2本分(初期値で2cm)だけ増えます。このツールは横向き・縦向きの両方で何枚に分ければ入るかを試して、短く済む方を採用しています。
はぎ目をまたいで柄をつなげたい場合は、横方向にも柄合わせの分が要ります。この計算はそこまでは含めていないので、大柄の生地で幅継ぎをする場合は、さらに柄1リピート分ほど多めに見てください。
フードをつけると、どれだけ増えるか
おくるみの角に三角の袋(フード)をつける作り方では、本体のほかに直角三角形の布が1枚(2枚合わせなら表裏で2枚)要ります。
フードは本体の角に合わせて縫うので、直角をはさむ2辺を生地のたて・よこにそろえて裁つのが自然です。そのため、三角形がおさまる正方形の範囲を1つ使う計算にしています。三角形の3辺に縫い代をつけると、斜めの辺の側では角が大きく伸びるので、正方形の一辺は「辺の長さ+縫い代×約3.4」になります。
本体の横に空きがあればそこに収まり、必要量は増えません。空きがなければ段が1つ増えます。80cm角のおくるみに辺30cmのフードをつける場合、110cm幅では本体の横に26cmしか空きがなく、約33.4cmのフードが入らないため1.3mに増えます。150cm幅なら本体の横に入るので1.0mのままです。
バイアステープは「外まわり+重ね代」
ふちをバイアステープでくるむ場合、テープの長さは外まわりの長さで決まります。
フードの斜めの辺(ふちになる側)も先にテープでくるむ前提で、その長さ(辺の長さ×√2)を足しています。角を丸くする作り方なら、外まわりは少し短くなります。既製のテープを買うか、生地から自作するかは バイアステープの必要な長さ で計算できます。
柄合わせが要る生地は、なぜ多く要るのか
大きな柄が一定の間隔で繰り返す生地で、本体とフードの柄の出方をそろえたいなら、各段を柄の同じ位置から裁つ必要があります。そのため段の高さを、柄のリピートの整数倍に切り上げます。
たとえば82cmの本体を、リピート30cmの生地で裁つ場合。82 ÷ 30 = 2.73 なので3リピート分、つまり90cm使うことになります。詳しくは 柄合わせ(リピート)と必要量 で解説しています。裏布は無地を想定し、柄合わせなしで計算しています。
このツールがやっている手順
表布・裏布・キルト芯はそれぞれの幅で別々に計算しています。生地は10cm単位で切ってもらうのが一般的なので、最後に10cm単位へ切り上げています。
生地のほかに要るもの
- バイアステープ — ふちをくるむ場合。必要な長さは上の買い物リストに出しています。
- キルト芯 — 厚みを出したい場合。幅は商品によって違うので、表記を確かめて入力してください。
- ミシン糸 — 外まわりを縫う距離が長いので、ミシン糸の計算で足りるか確かめておくと安心です。ニット・ガーゼにはそれに合う糸と針があります。
ほかの計算もまとめてどうぞ
- 水通しの縮みを見込んだ購入量 — ガーゼなど縮みやすい生地を使うときに。
- キルティング生地の必要量 — キルト芯をはさむ代わりに、最初からキルティングされた生地を使う場合。
- 用尺の総合計算機 — おくるみ以外のものもまとめて計算したいときに。
- はじめてのミシンの選び方(初心者向け) — 大きな布・厚みのある重ねに負けないミシンの見分け方。